「丁寧な暮らし」と「ガサツな私」



ドア扉を足で閉める程、ガサツな生活を送っているのに
「丁寧な暮らし」というものに憧れます。

朝早く起きて鉄瓶で白湯…飲みませんが、
美味しいコーヒーは飲みたいし、
美味しいご飯は頂きたい。


そんな私がここ半年程継続しているのが「土鍋でご飯」です。

丁寧な暮らしの象徴!
何よりお米がより美味しいらしい。

耳にはしていたものの手を出せずにいました。
失敗したら一貫の終わり。
朝お米を炊く派の私にはリスキーの極み。
失敗したら朝食抜きになってしまう恐怖。

悩んでいると友人が「楽に使える土鍋あるよ。炊飯器より早く炊けるよ」との事。
友曰く、すぐ炊けるとは(炊くのは10分、蒸らし20分)って結局炊飯器の早炊きと同じ30分。
なんだ、同じか。と軽い気持ちになってスタートしました。


土鍋でご飯は確かに美味しい。
ご飯の炊きたてホクホク感が、なんだか艶っぽく、そして瑞々しいのです。
一瞬で虜となり、土鍋生活続けています。

でもねー、やっぱり「丁寧な暮らし」ならではのチョットした手間暇があるのです。
「はじめちょろちょろなかぱっぱ赤子泣いてもフタとるな」の工程。
私の土鍋は弱めの中火で加熱。沸騰するとホイッスルが鳴るのですが、
鳴き始めたら1分弱火を止めずにそのまま加熱。そして火を止め、蒸らします。

このホイッスルが、鳴き始め特に、鳴いてるのか、
鳴いてないのかわかりにくい。
「鳴いている」と認めず加熱し続けると・・
ブラックホールのごとき暗黒土鍋・・・。

この半年で一度、ブラックホール経験しました。
おこげにも程がある。
朝の大事なご飯が半減。
朝忙しいところの非常なるお手数。


以来、土鍋に火をつけたらストップウォッチを起動して近隣に待機!が朝のルーティーンです。
ガサツな割に続ける手間暇。

お次は「コーヒーを挽く」丁寧な暮らしを目指しています。


K